~地域で支え合う農業 CSAの可能性~
「主要農作物種子法」の廃止される今日(2018年3月31日)、農業ジャーナリストの安川誠二さんが編纂した本が出版されました。
ここでいう「主要農作物」とは
稲、大麦、はだか麦、大麦、小麦、大豆
と法律に書いてあります。
この本では、農業研修でお世話になったメノビレッジ長沼のエップ・レイモンドさん、荒谷 明子さんが紹介されていて、ファーム伊達家も取り上げていただいています。
ファーム伊達家のパートでは、豊滝で13年間取り組んできた自然栽培、自家採種、CSAの取り組みが、丁寧に、分かりやすくまとめられています。
ファーム伊達家では、「主要農作物」のうち、作っているのは大豆だけで、しかも、自家採種したものだけです。
ただちに影響があるというわけではないのですが、主要農作物の品種改良や種子供給の流れが、少しずつ、しかし、確実に変わっていくことになりそうです。
僕が農家になった頃に比べると「種子」に対する関心は高まっていると思いますし、自家採種をする農家も少しずつですが増えています。
とは言え、世の大きな流れとしては、昔ながらの地方品種の種が途絶えたり、種を外部に依存する傾向が高まっている状況であるのは間違いありません。
この本が、より多くの方が未来に繋ぐ種を、どうしていくのか、考えるきっかけになるよう願っています。