ようこそ畑へ アーカイブズ 2011年vol.02

2011年ようこそ畑へvol.02(2011年6月21日発行)
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【2020年のひとこと】2020年12月29日記

畑に生えてくる草との付き合い方、そしてそれ以前に草が生えてくることをどのようにとらえるか、ということを書いています。

2020年の現在は考え方が変わっています。ファーム伊達家が目指す究極の自然栽培の畑は、草や虫や病気がでない畑です。現時点では草は生えてきますので、できる限り早めに対処して土に光が当たるようにした方がよいと考えています。
一方で、草が生えない畑にするために、余分な養分を減らしていく方法も研究しています。
ポイントとしては、根が深く張るもので土を深く耕していくことです。根で耕すことで、畑の土を深いところまで柔らかく、水はけ水持ちの良いものに変えていくことができないか研究しています。

今年(2020年)は、イネ科のポップコーンやえん麦を植えてみました。土を掘ってみたところ、どちらも70~80センチの深さまで根が張っていました。
植物の根からは様々な物質が分泌されていて、その作用で土の団粒化が促進されるそうで、また根自体が有機物としての働きをすることも分かってきているそうです。
来年は、これだけ深く根をはることが、土や作物の生育、草の生え方にどのような変化をもたらすのか研究していきます。

自然栽培は元々、不作に悩む農家を救うために昭和10年頃に発案されたもので、作物が天候の変化や虫、病気に弱いのは、過剰な養分供給による作物の弱体化であり、肥料をやめて土本来の力が発揮されれば作物は健康に育ちたくさん採れるようになる、との考えのもと「無肥料栽培」「自然」栽培の名で、昭和30年ごろまでは実際に成績もよく、普及拡大していきました。

自然栽培で作物がたくさん取れれば、農家の経営が安定し、作物が多くの人に行き渡り、食べる人の健康問題が解決し、人々が心身ともに健康であれば様々な社会問題も解決していく、という未来が構想されていました。
その後、大型機械、化学肥料、交配種の普及などの農業の近代化の中で自然栽培は衰退していったようです。その後、何度かのブームを繰り返して今に至っています。

自然栽培は、
「草取りが大変」
「虫がいて当たり前」
「病気との闘い」
「収穫量が少ない」
というのが一般的なイメージです。

しかし、自然栽培が本来目指していたのは
「肥料をやめれば、虫・草・病気は解決する」
「作物は美味しく、たくさんとれるようになる」
という姿です。

もし、これが実現できれば、自然栽培をやらない手はない、という風になるかもしれません。きっとなります。いや、そういう自然栽培にします。
ちょっと逆説的かもしれませんが、自然栽培がなかなか普及しないのは世の中の理解がないからではなく、自然栽培自体が多くの人に受け入れられるものになっていないからではないか?

令和の時代における自然栽培が、昭和の初めに構想されていたように「おいしくて、たくさん採れる自然栽培」になるよう、来年も研究を続けていきます。


【書き出し】
大変お待たせしました。今週から、ファーム伊達家・旬の野菜セットのお届けがスタートしました。毎年、始まる時は長いような気がするのですが、終わってみればあっという間の・・・(続きはPDFでご覧ください。)


ファーム伊達家では、7月から11月まで「ファーム伊達家・旬の野菜セット」を会員さんにお届けしています。
2005年の新規就農当初から続けて、今年(2020年)は16年目のシーズンとなります。

お届けする野菜と一緒にファーム伊達からのおたより「ようこそ畑へ」をお届けしてきました。畑の様子や、農作業の中で感じたこと、かんたんレシピなどを(ほぼ)毎週綴り、通算250号を超えています。

ファーム伊達家Webサイトでは「ようこそ畑へアーカイブズ」というコンテンツを設けて、2019年2月から毎週火曜日に1号ずつ公開しています。

全て公開を終えるには数年かかりますが、毎週コツコツとアップしていきますので、ファーム伊達家のこれまでの活動や、自然栽培にかける想いなどを感じていただけると嬉しいです。

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「ようこそ畑へ」アーカイブズ

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