2020年 旬の野菜セット 会員募集

会員募集のご案内

ファーム伊達家・旬の野菜セット、2020年の会員を募集します。

野菜は全て自然栽培(無肥料無農薬栽培)で育て、在来種(固定種)を使用し、多くは自家採種した種を使い、ファーム伊達家の畑で採れたお野菜を直接お届けします。

ぜひ、一緒に旬の畑の恵みを楽しみましょう。申し込みをお待ちしております。

【期間】

7月13日(月)~11月12日(木) 全9回
隔週月曜日または隔週木曜日にお届けまたは発送
(曜日はこちらで指定させていただきます。)

【お届け方法&配達料(税込)】
 ① トモエ幼稚園でお渡し 1回110円
   (在園、卒園家族に限ります。)
 ② 自宅へ配達(札幌市内南区)1回220円
   (中央区、西区、豊平区の一部)1回330円
 ③ ゆうパック 実費
   (上記②以外の札幌市内、北海道内、全国)
詳しくは下の「ゆうパック送料について」をご覧ください。

【年会費・野菜代金(税込)】
 年会費として11,000円申し受けます。野菜代金は前払い2回、追加代金1回のお支払です。前払い代金の返金はありません。詳しくは下の「CSAについて」をお読みいただき、趣旨をご了解いただけましたらお申し込みください。

内訳

年会費

前払い野菜代金
1回目

前払い野菜代金
2回目

追加野菜代金※
+配達料

金額

11,000円 12,000円 12,000円 金額は別途
お知らせ
支払期限 2/29(土) 3/31(火) 4/30(木)

11/30(月)

※(参考)2019年は約5,000円~7,000円の追加野菜代金をいただいています。(野菜の収穫量により変動します)

【キャンセルについて】
 配達予定日に野菜を受けとれない場合は、以下の①~③の方法への変更を、配達前日までにお知らせください。
① 他の日に変更する。
② 知人に受け取ってもらう(受け渡し方法はご相談ください。)。
③ キャンセルする。
なお、配達日当日のキャンセルはできません。野菜を受けとれない場合でも代金は負担していただきます。

【ゆうパック送料について】
送料は実費の負担をお願いします。(全9回分をまとめて後払い。)
通常は「チルドゆうパック」でお届けしますが、当地とお届け先の天気予報(特に気温)を参考にしてチルド指定をせずにお送りすることがあります。その際は、「ゆうパックスマホ割」を利用します。

(参考)80サイズ

チルドゆうパック

ゆうパックスマホ割
(チルドなし)

北海道

¥850

¥765

東北

¥1,130

¥1,017

関東 初回 ¥1,770

2回目以降¥1,710

¥1,215

【CSAについて】
 ファーム伊達家・旬の野菜セットは「Community Supported Agriculture」(CSA=地域で支え合う農業)というアメリカで生まれた生産者と消費者をつなぐシステムをベースにしています。「CSA」は、生産者と消費者が直接つながり、その農場の運営費を消費者会員が分担して負担することにより、農場の運営を直接支えていくシステムです。CSAでは、消費者が支払う金額は野菜の対価ではなく農場の運営費を分担するという意味があり、そのことにより生産された野菜の分配を受けることになります。この大地の恵みとリスクを分かち合う仕組みによって、農作物の豊作・不作に関わらず、消費者みんなで農家の経営、農場の存続を支えていくのがCSAの理念です。

ファーム伊達家・旬の野菜セットはこの「CSA」の考え方を参考に、年会費・野菜代金を設定しています。毎回の野菜の内容・量は「おまかせ」で、その内容と代金は「今週のお野菜明細票」でお知らせします。全9回の野菜のお届け終了後、野菜代金の精算をします。

① 野菜が少ない場合
前払い代金   全9回の
24,000円   野菜代金

   返金いたしません。

② 野菜が多い場合
前払い代金    全9回の
24,000円    野菜代金

  差額の支払いをお願いいたします。

以上の内容をご了解いただけましたらお申込みください。

【申し込み方法】
 申し込みを希望される方はお問い合わせからご連絡ください。
詳しい申し込み方法と年会費、野菜代金の支払い方法をお知らせします。

 


ファーム伊達家は藤野に移転して3年目、「旬の野菜セット」はおかげさまで16年目のシーズンを迎えます。多くの方がファーム伊達家の野菜を楽しんでくださったおかげでここまで続けてくることができました。ありがとうございます。
昨年は、ミニトマト、さやいんげん、マンズナルなどが豊作でした。

1月は昨年の結果の整理と今年の計画づくりをしました。昨年の記録をひも解き、上手くいったこと、失敗したことを確認しながら夫婦で話し合いました。種を播く日や量、作物の間隔、苗を植える日、支柱を立てる日、草を取る日など作物ごとのスケジュールを作り、それをカレンダーにして、1年間の作業の流れを把握できるように整理していきます。もちろん、天候の影響があるので、計画通りには進まないのですが、しっかりした計画があればこそ、臨機応変な対応も可能になると思います。
今年は雪が少なく、暖かい日が多いので、すぐにでも種まきを始めたい感覚になりますが、種まきのスタートは3月。今年はどんな作柄になるか楽しみに準備を進めていきます。

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今年は旬の野菜セットのほかに「さくらんぼ+初夏のVEGE BOX」を初めて企画しました。この土地を70年近くに渡って耕してきたおばあちゃんが残してくれた樹齢40年を超えるさくらんぼを、自然栽培で収穫出来るようにお世話しています。1年目は虫の発生により全滅でしたが、昨年は少し収穫できました。今年から、本格的に剪定(せんてい・余分な枝を切り落とすこと)をして、さらにお世話していきます。

このさくらんぼに葉物野菜を加えて、「旬の野菜セット」会員さん限定、数量限定となりますが、セットのお届けスタート前の6月下旬にお届けしますので、ご希望の方はそちらもあわせてお申込みください。

2020年シーズン、畑の恵みを一緒に楽しんでいきましょう。お申込みお待ちしております。


【愛子】この冬に思うこと

2020年が始まりました。どうぞ今年もよろしくお願いします。また皆さまとお会いできることが楽しみです。
この冬は雪が少なく、皆さまどのように思われますか?私は雪が少なくて、生活はとてもしやすいですが(車の運転がラク、雪道を歩くのもラク)畑への影響、環境への影響はどうなのかなと考えます。また、マスコミ等ではこの雪不足が夏の水不足に繋がるのではと言っています。やはりこの雪不足も地球温暖化が影響しているのでしょうか?「地球温暖化」「気候変動」「森林火災」「ゲリラ豪雨」など1年中、これらの言葉を耳にしない日はないように思います。

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春から秋まで地面に這いつくばっているものとしては、地球が具合いが悪くなっている気がします。人間も具合いが悪くなると、発熱や鼻水、咳、だるさなど様々な症状がでます。熱を出して、体内のたまった不要なものを鼻水や咳として溶かし出します(デトックス、浄化、排毒)。地球も熱が出て、汚れを出し、雨風で洗い流そうとしているように思うのです。
今地球には様々な汚れがあると思います。放射能、排気ガス、プラスチックゴミ、そして農薬や肥料を大量に投入することは、土や海まで汚します。
地味に地道に細々と会員の皆さまに支えられてここまで来た道も間違いではなかったのかな、とこの異常気象を目の当たりにして感じるところです。

「自然災害は自然栽培で救う!!」

とても大袈裟ですが、私が地球温暖化を少しでもストップさせるあるいは遅らせるためにできることは自然栽培を続けていくことです。身体に良いものを食べたい、美味しいものを食べたい、土を汚さない、そして更に地球規模で環境、温暖化について考えた営みを取り組んでいきたいと思います。環境問題にお詳しい方、是非教えてください。よろしくお願いします。

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自然栽培Innovation(Innovation = 技術革新)
ファーム伊達家では、新規就農以来15年間自然栽培に取り組んできました。ファーム伊達家が自然栽培に取り組む意味を少し掘り下げてみたいと思います。

【地球環境の保全と自然栽培】
 就農したころに比べると、天候による災害が増えていることを実感しています。昨年は、台風15号や19号等による風や雨の被害が広い範囲で発生しました。気候変動の問題も以前にも増して大きく取り上げられるようになってきました。

世界に目を向けると、化学肥料や農薬の多投入により、土壌が破壊され、耕作に適さなくなった農地が放棄され、新たに森林が伐採され、環境破壊につながっていると聞きます。ある土壌学者は、人間の活動の中で農業が一番自然を、土壌を破壊している、と言います。また、化学肥料や農薬の過投入が川や地下水などを汚染している状況も報告されています。

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土壌を守り、水を守ることが、この地球の環境を守ることにつながるのではないかと考えます。自然栽培とは、土本来の力、作物本来の力を大切にするため、肥料農薬を投入せずに作物を栽培する農法です。

この農業のやり方がもっと世界中の農地に広まれば、地球環境を保全することにつながるのではないか、この冬そんなことを夫婦で話し合いました。そして、まとめたファーム伊達家の理念は、

自然栽培を実践し

地球環境の保全と

人類社会の発展に貢献する

壮大なテーマですが、南区藤野の小さな畑からこの大目標に向かって地道に取り組んでいきたいと思います。

【自然栽培とは】
 創始者である岡田茂吉さんが自然栽培を提唱したのは昭和10年です。当初は「無肥料栽培」と呼ばれていました。
一般的に安全安心な農産物というと「無農薬」がキーワードになっていますが、自然栽培の考え方の基本は「無肥料であれば作物は健康に育ち、農薬は必要なくなる。」ということです。逆の言い方をすると、「無農薬で作物を育てるためには、肥料の投入をやめればよい。」ということです。DSC_0721

岡田さんは、自然栽培のメリットについて、こう述べています。

⑴ 肥料代がいらなくなる
⑵ 労力が半減する
⑶ 収穫が大増量する
⑷ 目方が増え、焚き減りがなく、美味である
⑸ 虫害はほとんどなくなる
⑹ 回虫やその他の寄生虫問題も完全に解決する
この実行によって日本の食糧問題は、一挙に解決するはもちろん、それが動機となって他のあらゆる問題、特に人間の健康に対しても、好影響を与えるのはもちろんである。

岡田さんは、当時度重なる風水害や病虫害で作物の不作に泣き、経済的に困窮する農家の姿を見て、肥料を与えることで作物が弱る結果、風水害や病虫害を受けて不作につながると考え、その現状を解決するために自然栽培を提唱しました。
つまり、経済的にも成り立ち、農家の経営が安定し、社会や経済の安定につながる、それが自然栽培だというのです。農家が経済的に成り立つ自然栽培が世の中に広まる結果、作物は増産し、安全な農産物が多くの人に行き渡り、人間の健康問題や社会のあらゆる問題が解決に向かう、という未来を構想していたようです。

【自然栽培のこれまで】
 昭和20年代は、自然栽培に取り組む農家が増え、大きな成果があがり、当時の農林省に自然栽培研究会が作られるほどでした。
しかし、昭和30年代以降、化学肥料や交配種の普及、大型トラクターの導入など農業の近代化の流れの中で、次第に自然栽培は衰退していきました。その後、何度かのブームがあり、最近では2007年ごろからの自然栽培ブームにより、多くの農家が取り組むようになりました。
現状、自然栽培には、地球に優しいとか、人の身体にいいというイメージはありますが、草取りが大変とか、手間暇がかかるとか、収穫量が少ないというのが一般的なイメージだと思います。実際、ファーム伊達家も含めて、多くの自然栽培農家さんが、これらの課題と闘いながら、ギリギリのところで、自分自身の信念を支えに踏ん張っているのが現状だと思います。自然栽培自体は持続可能な永続的農業だと思いますが、それに取り組む農家の経営が永続的でなければ、今後大きく広めてことは困難なことだと思います。

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つまり、自然栽培は成果がでれば素晴らしい農業ですが、大きな課題があると考えるべきではないか?そして、その課題とは、自然栽培に転換するための技術と経営的な持続性です。
これはあまり知られていないことですが、長年自然栽培に取り組んできて成果があがっている農家さんの畑では、虫や草、病気が出ずに、作物だけが元気に育つようになっています。そういう方に話を聞くと、異口同音に、10数年の試行錯誤の末に、虫、草、病気が出なくなった、それまでは虫草病気との闘いだった、と苦労話を聞かせてくれます。
こうした先輩農家さん方のおかげもあって、少しずつですが自然栽培が認知されてきたことは素晴らしいことで、あとに続く者として本当にありがたいことだと思います。
一方、昭和20年代の自然栽培に関する書物を読んでみると、肥料を止めて3年から5年で成果が上がっている記録が多数見られます。
カギとなるのは、過去に投入された肥料が土から抜けていくことで、その影響がなくなるのに比例するように作物の品質も収穫量も上っていると多くの農家が報告しています。
現代の自然栽培農家はかなりの苦労を強いられているのに、当時の自然栽培農家は比較的スムーズに転換できているのはなぜか?ここを解き明かす必要があると考えています。

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【自然栽培INNOVATION(技術革新)】
 そこで藤野に移転してから2年間取り組んできたのが、過去に肥料や農薬が投入されてきた畑を無肥料で作物が育つ畑に転換していくための技術の研究です。世の中のほとんどの農地は、過去に肥料や農薬が投入されてきており、既存の農家が自然栽培に取り組む場合でも、新規就農者が自然栽培に取り組む場合でも、ほとんどの場合、そのような農地でスタートすることになります。実際ファーム伊達家も、2年前の移転により、農地としては新たに自然栽培をスタートする形となりました。
これまで自然栽培で作物がちゃんと作れるようになるには10年単位の時間が必要だと思われてきました。実際、長年かけて成功を収めた方ほど、時間が必要だと言いますし、成果が上がる前に経済的な理由で断念したり、それを見聞きした方は、自然栽培は無理だと言います。
もし、転換技術がある程度確立できて、「農業」として経営的に安心して取り組むことができるようになれば、もっと多くの人が自然栽培に取り組むことができるようになると思うのです。経営的にも、収穫量の面でも、美味しさの面でも、もちろん、安全の面でも自然栽培が優れているとなれば、自然栽培をやらない手はない、そんな自然栽培になれば、放っておいても普及して、結果、土壌を守ることができると思います。そして、自然栽培を普及することが、農地を守り、水を守り、地球環境を守ることにつながり、社会の様々な問題の解決につながっていくのではないか。そんな未来を願って、自然栽培のイノベーション(技術革新)を進めらるよう、今年も研究を進めていきます。

具体的な内容は「旬の野菜セット」と一緒にお届するファーム伊達家からのおたより「ようこそ畑へ」や畑でのイベントでお知らせしていきます。

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