【土・種・人 ともにあゆむ1年】
(ファーム伊達家の自然栽培体験イベント)
第2回 「種まき」
2019年5月18日(土)9:30~15:00
「土・種・人 ともにあゆむ1年」第2回は大豆とひまわりの種まきをしました。
昨年、土づくりのためにひまわりを育てた畑のうち2/3は今年もひまわりを、残りの1/3は大豆を播きました。そして、昨年大豆を育てたところには今年も大豆を播きます。
ひまわりを続けて作ることで土はどのように変化するのか?
ひまわりのあとに大豆を作るとどうなるか?
大豆を続けて作るとどうなるのか?
秋の結果を楽しみに、みんなで種まきです。
作業は4人一組で、持ち場を交代しながら進みました。
①播く場所に印をつける人
②印のところに種を播く穴をあける人
③種を播く人
④種に土をかける人
何度も畑を往復して、皆さん作業に慣れたころに無事終了となりました。
もちろん、種は昨年同じ場所で採れたものです。
ひまわりは昨年初めて自家採種したもの、大豆は長沼で2年、豊滝で13年、藤野で1年、ずっと自家採種を続けてきた種です。昨年採れた大豆の一部を食べずに残しておき、今年の種として使うというのは一見当たり前のように見えますが、自家採種に取り組んでいる農家は全体的にみるとごく少数派です。
自然栽培に取り組む上で自家採種は欠かすことのできないものです。
人間が肥料を投入しない畑で、根を深く伸ばし、養分や水を吸収していくこと、
その土地の気候風土に適応していくこと、
毎年同じ畑で自家採種を繰り返していくことで、ファーム伊達家の畑での自然栽培に適した種になっていきます。
これは、明確な根拠はなく、経験に基づく感触ですが、畑から過去に投入された肥料による養分が抜けて行くにつれ、購入した種ではうまく成長しないような感じがしています。
逆に自然栽培で自家採種を続けていくと、年々、その土地になじみ、力を発揮する種に代わっていくようです。
種まきのあとはランチタイム、皆さん持参のお弁当に加え、ファーム伊達家からは、ニラのチヂミ、フキと油揚げの炒め物を用意しました。ニラもフキもファーム伊達家の畑から採れたものです。今年はランチタイムを挟んで午後も農作業をしますので、シーズンを通じて旬の味を楽しんでいただこうと考えています。
午後からは、増えすぎてしまったニラを整理するため、株ごと掘り上げて収穫、ニラの香りにつつまれながら、みんなで根を落として調整しました。採れたニラは皆で山分け、畑もすっきりしました。
その後、昨年は大不作だった「東京かぼちゃ」を植える予定の畑の草取り。
根を深く張る草が多かったですが、土が柔らかく抜きやすかったので作業がはかどりました。
作業を終えた後は、恒例のおやつ&感想タイム
今日のおやつは、豆腐入り白玉団子。そして、奈良県健一自然農園さんの自然栽培番茶を水出しで。農作業のあとのおやつは格別です。みんなでまいた大豆とひまわり、元気に育ってくれることを願いながらおいしくいただきました。
次回は2019年6月8日(土)9:30~15:00「草取り」です。
芽を出した大豆やひまわりの成長の妨げにならないように、早めの草取りをします。
単回参加申し込みは前日の正午まで受け付けております。
詳しくは2019土・種・人 参加者募集をごらんください。
お問合せ、申し込みはお問い合わせから。
【今後のスケジュール】
③ 6/8(土)9:30~15:00 草取り①
④ 6/29(土)9:30~15:00 草取り②・えん麦種まき
⑤ 8/4(日)9:30~15:00 畑の見学・ランチタイム
⑥ 9/14(土)9:30~15:00 枝豆収穫・自家採種
⑦ 10/5(土)9:30~15:00 ひまわり脱穀・大豆収穫
⑧ 10/26(土)9:30~15:00 大豆脱穀・穴掘り調査
⑨ 12/7(土)10:00~14:00 豆腐作りレッスン・豆づくしランチ
(⑨豆腐づくりレッスン・豆づくしランチは畑の作業に参加した方対象です)
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