【土・種・人 ともにあゆむ1年】(ファーム伊達家の自然栽培体験プロジェクト)
第5回「花見・畑の見学・ランチタイム」 2018年8月4日
今回は農作業はなく、畑をじっくり見学して、そのあとはみんなでお弁当を食べておしゃべりをしました。
当初予定していた「花見」(ひまわりの花を愛でる)は、残念ながら、ひまわりが開花していませんでしたが、代わりに、ということでもないのですが、「畑の見学」では普段中々見ることのない野菜の花を存分にみていただきました。
前回種を播いた「えん麦」が芽を出して、グングン伸びている様子もみていただきました。
ファーム伊達家では、藤野に移転して「全ての野菜を自家採種にする」という目標を決めたので、野菜の花がたくさん咲いています。まずは、種を採るために花を咲かせている葉物野菜。ルッコラ、春菊、小松菜からスタート。

これらの葉物野菜は、その作物の一生におけるわりと早い段階でまるごと収穫してしまうので、家庭菜園ではもちろん、多くの農家では花を見る機会は少ないと思います。芽が出て、葉が開き、やがて花が咲き、種を結ぶというその作物の一生に寄り添うこと、それが種を採るということです。
小松菜には、ハチやアブ、テントウムシ、ナガメなど色んな虫が集まっていました。そして未熟ですが種もでき始めていました。
自然栽培においては、種を採り、つないでいくことがとても重要です。畑から余剰肥料が抜けていくにつれ、種がその気候風土や養分の少ない土にあっているかどうかが、作物の出来不出来に大きく関わってきます。
そのため、自然栽培農家は、自分の畑にあった種を自分で採りつないでいきます。
こうした花を見るのが初めての方も多く、野菜の花が咲いているところを実際に見ていただくことで、自然栽培における自家採種の重要性を感じていただけたことと思います。
ファーム伊達家の畑では、今、葉物野菜の真っ盛り。このほかにも、いろんな花が咲いています。






葉物野菜の花のあとは、実のなる野菜の花、豆類の花。






第2回でみんなで草取りをしたあとに植えたかぼちゃ畑。長雨、低温の影響もあり生育が大幅に遅れています。
さくらんぼは、オウトウナメクジハバチの発生により、葉が透けています。
約1か月ぶりの畑、どんどん変化していくその姿を皆さんに存分に楽しんでいただきました。
そして、畑の見学のあとは、「ランチタイム」
それぞれお弁当を持ってきていただき、おしゃべりしながら、おいしくいただきました。
小葉松弘恵さんからは、虎豆のサラダ、トマトの海苔和えの差し入れ(いつも、ありがとうございます!)
ファーム伊達家からは、赤飯、マンズナルのニンニク和え、ズッキーニフライ。
皆さんからは、「初めて見る野菜の花も多く、素敵でした。」「自分もいつか種を採ってみたいと思いました。」「種ができるのが楽しみですね。」という感想をいただきました。
次回は、9/15(土)9:30~11:30 「ひまわりの種子収穫」です。
(種子の出来次第で日程変更の可能性もあります。)
今後の予定は以下のとおりです。
10/6(土)ひまわり脱穀・大豆収穫
10/28(日)大豆脱穀・穴掘り調査
このイベントは、通年の体験プログラムですが、単回参加も可能です。
詳しくは、「お問合せ」からご連絡ください。